『どんぐりカフェ』令和4年6月の実施報告
『どんぐりカフェ』令和4年6月の実施報告
【件名】『認知症(備え)どんぐりカフェ』第57回
【日時】令和4年6月21日(火)13時半~15時
【会場】荏田南三丁目自治会館
【出席】23名(有料17名)
今月も区役所から2名、地域包括支援センターから1名のご担当者のお越しをいただきました。
【幹事】佐藤 寛(代表)
都筑区内で8番目に設置された区内最小の認知症(備え)カフェです。横浜市内で最も早く開設された『ほほえみ交流カフェ』のサテライトです。コロナ禍により、参加人数を絞って、通気換気を図りながら開催しています。検温&アルコールによる手指消毒は開会時に実施。お茶・菓子なし。
【今回のプログラム】
1)昭和大学大学院保健医療学研究科 三村洋美 教授と院生の皆さん
・『認知症とその予防について』高田 舞 さん
・『いつもの食事に一工夫!認知症を予防しよう~認知症と栄養の関連、誤嚥性肺炎とその予防法~』佐藤真樹子さん
2)荒堀さんのストレッチ体操・筋トレ
3)情報交換
【今月の進行】
定刻開会。
●今回は昭和大学大学院保健医療学研究科の皆さんによる特別講義です。
お二人の院生は、すでに看護師として大きな病院でご活躍なさっていますが、さらに研鑽を積んで「専門看護師」として活躍の場を広げようという素晴らしい方々です。
お二人で40ページ近いカラーレジュメをご準備くださいました。
・『認知症とその予防について』高田 舞 さん
まず「昨日の夕食は・・・」という質問から始まりました。そして、
・認知症とは
・老化による物忘れとの違い
・認知症の種類
・アルツハイマー型認知症とは
・認知症の進行について
・認知症を予防しよう!
・認知症の予防になるもの
・認知症のリスクを増やすもの
・認知症の予防因子
について、いくつかの質問を挟みながら進行してくださいました。
たいへん要領のよい進行で、さすが医学界での学術発表をなさっている方と感銘を受けました。参加の皆さんは認識を深めることができました。
・『いつもの食事に一工夫!認知症を予防しよう~認知症と栄養の関連、誤嚥性肺炎とその予防法~』佐藤真樹子さん
佐藤さんは近くの大学病院に勤務です。「お顔見知りの方はいらっしゃらないようですね」と笑わせながらの導入です。
・認知症のリスク
・認知症と栄養の関係
・最近「むせやすい」「飲み込みにくい」と感じることはありませんか?
・摂食嚥下障害とは
・誤嚥ってなぁに?
・むせない誤嚥(不顕性誤嚥)~怖い誤嚥
・誤嚥性肺炎
・口腔ケア
・嚥下リハビリ
・食事前の準備体操
・嚥下おでこ体操
・かながわ健口体操
・チェックシート
テキパキと進行して、最後にお二人で質問を受けてくださいました。参加の方々は誤嚥に思い当たる世代ですので、怖さについて改めて認識した次第です。本当にありがとうございました。
毎月毎月、回を重ねてきた本会も二度のコロナ休み期間を挟んで間もなく60回です。地域の一隅を照らすことを心掛けてきた本会ですが、ようやく「公益性」が評価されて会場である自治会館の使用料が免除されることになりました。相変わらず会館は音楽禁止なので、プログラムが大きく制約されていることに変わりはありません。
今後ともたとえ、ささやかであっても近隣住民の認知症やフレイルの先送りを図っていきたいと考えています。
●荒堀さんのストレッチ体操・筋トレ。
ここ数回はタオルを使ってストレッチしています。お互いがぶつからないように距離をとって運動しました。
昭和大学の3人も区役所のお二方もいっしょに体操をなさってくださいました。
【次回の御案内】
7月19日(火)13時半~。「高齢者が生活上で腰痛(または膝痛)を防止するには」人見訪問看護ステーションの理学療法士さん/荒堀先生のストレッチ体操。
人見さんのところも数人でスタートしたのが、今や10倍のスタッフが登録されているそうです。需要にみごとに応えています。
8月16日(火)13時半~。「認知症の方と接するには/認知症サポーター養成講座」葛が谷ケアプラザ 看護師の池田さんと原さん/体操はありません。
・マスク、汗拭き、上履き靴、飲み物、体操用タオルをご持参ください(湯茶は出しません)。参加費100円。
・従来あったトイレの手拭きも撤去してあります。
・来場時に体温測定と手指消毒を行います。
・窓を開けて換気を図ります。会場は暑いことがあります。
・1週間以内に体調不良や発熱のあった方は来場しないでください。
・後方から記録写真の撮影を行います。写りたくない方はお申し出ください。
・使用する椅子は、使用の前後にアルコール拭きしています。
・参加人数を過去の約5割(15名)にするなどの人数制限を実施しています。