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『どんぐりカフェ』令和4年4月12日の実施報告

2022.05.09荏田南地区

【件名】『認知症(備え)どんぐりカフェ』第54回
【日時】令和4年4月12日(特別臨時会)13時半~15時10分
【会場】荏田南三丁目自治会館
【出席】23名(有料22名)
【幹事】佐藤 寛(代表)

都筑区内で8番目に設置された区内最小の認知症(備え)カフェです。横浜市内で最も早く開設された『ほほえみ交流カフェ』のサテライトです。コロナ禍により、参加人数を絞って、窓やエアコンを全開にして開催しています。検温&アルコールによる手指消毒は開会時に実施。お茶・菓子なし。

【今回のプログラム】
1)『認知症サポート医のかかりかた/医師から見た知っておいてほしいこと』ウエルケアはら脳神経内科 院長 原 一先生

【今月の進行】
定刻開会。
●当カフェ始まって以来、初の『認知症サポート医』の出前講座です。どれほど待ちわびたことか、従来たびたび医師の来駕を働きかけましたが、医師会のエリアとしては辺境の当カフェには、なかなか医師に来てもらえなかったのです。
ようやく念願がかなった一日となりました。54回なのに「60回記念」と銘打った特別臨時会です。医師会関連の会合のときに「区内で最後に開業した認知症サポート医」ということで先生が指名されたそうです。
当カフェ始まって以来の臨時会であり、何人の参加がいただけるか不安だったのですが、蓋を開けてみると、コロナ禍で制限している予定人数をオーバーする盛況となりました。
●先生が、今回のお話に当たり、膨大な時間と手間をかけてご準備くださったことを感謝しています。見事な構成です。このための18頁の説明資料と、自己紹介用に先生の診療所を紹介するパンフレットが配付物です。また過不足無い適切な説明はたいへん理解を助けました。
資料には3つの柱が立っています。
1)認知症のおさらい
2)認知症サポート医について
3)認知症トピックスとご案内

1)認知症のおさらいでは、「認知症の67.6%の方がアルツハイマー型認知症でした」というスライドに始まり治療可能な認知症にお話が及びます。そしてアルツハイマー病の紹介。病期や中核症状と周辺症状。MRIの画像群。病理変化と臨床経過などを詳細にわかりやすくお話しくださいました。
2)認知症サポート医とは、「認知症の人の診察に習熟し、かかりつけ医への助言その他の支援を行い、専門医療機関や地域包括支援センター等との連携の推進役となる医師」のことです。ここで、認知症相談の窓口となる仕組みや初期集中支援チームについてもご紹介くださいました。都筑区内では7名・7施設とのことでした。
3)認知症トピックスとご案内では、アデュカヌマブの紹介と、認知症リスクと予防についての医学的推奨も最新の情報を教えてくださいました。最後に先生の主な診療内容を教えていただき、たくさんの質問にも答えていただきました。このうえない有意義な時間となりました。

【次回の御案内】
4月19日(火)13時半~。「最近の高齢者の救急搬送状況」都筑消防署川和消防出張所長/荒堀先生のストレッチ体操。
5月17日(火)13時半~。「昔のことを思い出してみよう(回想療法入門)長沢家住宅の解説」横浜市歴史博物館・展示解説OB会会長 平山恵子さん/荒堀先生のストレッチ体操。

・マスク、汗拭き、上履き靴、飲み物をご持参ください(湯茶は出しません)。従来あったトイレの手拭きも撤去してあります。
・来場時に体温測定と手指消毒を行います。
・窓を開けて換気を図ります。会場は寒いことがあります。
・1週間以内に体調不良や発熱のあった方は来場しないでください。
・後方から記録写真の撮影を行います。写りたくない方はお申し出ください。
・使用する椅子は、使用の前後にアルコール拭きしています。
・参加人数を過去の約5割(15名)にするなどの人数制限を実施しています。