文字の大きさが変更できます
標準 拡大

第84回「ほほえみ交流カフェ」が11月2日(火)に開催

2021.11.09荏田南地区

第84回「ほほえみ交流カフェ」が11月2日(火)に開催された。新型コロナ感染症流行は劇的に改善しているが、従来同様の感染対策を実施した中での開催となった。

参加者
会場:シニア16名、スタッフ10名、葛が谷ケアプラザ1名、葛が谷薬局2名、
講師1名の計30名
近隣グループホーム3名
ZOOM:2名
合計35名

荏田南3丁目のグループホーム「ゆうみん」さんから、入居者、スタッフの方が参加された。街でお見掛けした際、声を掛け合うお仲間が、また増えました。

スタッフの挨拶では、深まっていく秋の風情を楽しむ声などに加え、「お出かけ図書館」での保育園児との交流、翌3日に予定される「おうちで区民まつり」などの紹介があった。
また、車道に飛び出しそうになった保育園児を止めたときに、その保育園児との愉快な遣り取りなどの紹介も。

講話では、認知症キャラバンメイトでもある後藤浩志さんをお招きし、ご専門の「新型コロナワクチンと治療薬」の最新動向について伺った。
参加者全員、何故ここまで感染者が急減したのか、3回目のワクチン接種の副作用は強いのか等、興味津々で聴き入った。
日本の感染者急減の理由は良く判らぬも、考えられるのは、ワクチン接種率が5か月間という短期間で7割を超えたこと、夏の第5波の惨状を目の当たりにした国民の意識・行動の変化などが挙げられると。
また今回ワクチンが急ピッチで開発に成功した裏話として、
欧米製薬大手は、インフルエンザや狂犬病など他の疾患に対するm-RNAワクチンの開発を以前から進めていたこと、そして、米国では軍主導で開発や治験の各ステップが同時並行的に実施されたことなどが紹介された。
治療薬の分野で注目されるのはメルク社の経口薬。実用化されれば、処方が容易であり、大きな力を発揮すると期待される。
但し、薬が出来ればワクチンは不要かと言えば、重症化予防効果はメルク社の治療薬は5割とされているのに対し、ファイザー社のワクチンは9割と報告されている。
感染予防、発症予防効果も併せてワクチン投与の重要性は変わらぬと。
今後は、コロナと共生しながら通常の社会生活を送る「ウィズ・コロナ」の在り方を種々の社会実証実験を介して探っていくことになると。
特にシニア世代では、コロナを恐れ閉じこもることによる、フレイル悪化、認知症発症リスクが指摘されており、正しい予防を行いながら社会参加することがとても重要とのこと。

そうした中、昔からの日本語「生き甲斐」が「IKIGAI」として広く世界に知られるようになったことが紹介された。
「得意なこと」、「好きなこと」、「求められること」、「稼げること」が揃えばそこに、IKIGAIー生き甲斐ー が生まれ、健康長寿に繋がるという考えだそうです。
後藤先生有難うございました。

続いて、参加者間のお喋りタイム。
テーマはコロナの中で始めたこと、やってみたこと。
まずは司会者自らの経験談、「断捨離」をしてみたが、処分したものへの未練が捨てきれず、気持ちが塞いでしまったと。 判る、判る、その気持ち。
夫婦で参加の奥様からは、夫婦喧嘩が絶えないとのぶっちゃけ話、何とかは犬も食わぬと言いますぞ。
園芸やカラオケ、読書、編み物など趣味の世界が広まった話、感染が落ち着いたので、久々にお孫さんに会えた話、久々に家族旅行に出た話など、皆さん夫々に工夫されて楽しみを見つけたご様子でした。
中には、相変わらず家事に追われているとの話も。 それはそれで良いことだと思います。
お喋りにはZOOM参加のご夫妻も仲間入りし、会場にいるような自然な雰囲気で交流が出来ました。

お次は、ヨガ体操。今回は鼻呼吸からスタート。片方ずつの鼻で吸ったり吐いたり。 鼻の通りが良くなったとの感想が複数。
そして、足首の曲げ伸ばしや肩甲骨、足腰ストレッチなどでスッキリしました。

最後は恒例の「ふれあい丘の街」の合唱で楽しいひと時を終えました。

次回は12月7日(火)クリスマスコンサート by 中川さんを予定しています。