第81回荏田南地区認知症&予防「ほほえみ交流カフェ」が7月6日(火)に開催されました。
7月6日(火)梅雨空の下、第81回の荏田南地区、認知症&予防「ほほえみカフェ」が開催された。
参加者 会場:シニア 21名 + スタッフ12名、
講師 1名
ZOOMオンライン参加 : シニア 1名 + スタッフ 1名
計36名
冒頭の話題はやはりコロナワクチン。
シニアの方への接種は相当進んでいるようで、参加者の皆さんの不安な気持ちも和らぎつつあると見受けますが、油断は禁物です。
重篤なコロナ患者数は減少しているとは言いながらも、他の疾患での救急患者への対応が遅れがちな事例の紹介もあり、熱中症の季節を迎え、健康管理にはより留意する必要がありそうです。
また、熱海での痛ましい土石流事故直後でもあり、一見、水に関わる災害とは無縁と思われる当地区でも、下水道や雨水管の能力をこえる「内水浸水」の危険性があることを、皆さんで認識しました。
さて、今回の講座は葛が谷の志田歯科医院、志田院長をお迎えし「口腔ケア」がテーマです。
頂いた、パンプレットを拝見しながら、全員、口をモゴモゴさせなら聞き入りました。
歯と口の健康づくりのカギは「噛む力をつける」
・唾液が良く出る⇒歯周病予防、消化促進、
・あごの力が強くなる⇒発音が良くなる、表情が豊かになる
・脳の活性化⇒認知症予防
・肥満防止⇒生活習慣病予防 など良いことが一杯です。
歯周病が全身に及ぼす影響はとても深刻なようで、 様々な疾患で手術・入院する前に口腔ケアを受けると入院日数が短縮されたという統計もあるそうです。
裏返すと、オーラルフレイルを放置すると、全身の様々な衰えの引き金になるということです。
・身体的なフレイルになるリスク:2.4倍、
・サルコペニア(筋肉の衰え):2.1倍
・要介護認定:2.4倍
・総死亡リスク:2.1倍
などと聞くと怖くなりますね。
でも、オーラルフレイルは努力次第で改善できるそうです。
県も推奨する「8020」(80歳で自分の歯が20本)を目指して、ご自宅でできる改善プログラム「ぐー・ぱー・ぐるぐる・ごっくん・べー」を紹介いただきました。
4週間ほどで、効果が出始めるとのことで、これなら続けられそうですね。
志田先生有難うございました。
講座のあとは、お喋りタイムです。 今回は司会者から「暖かい気持ちになる話を」披露しあおうとの発案で、スタート。
・同じマンションに住む小学校1年生との朝の挨拶が日課になった
・このカフェに来るのが本当に楽しみ、みんなとのお喋りが嬉しい
・カラオケの会に参加するようになった。今までは歌うことは殆ど無かったが、
これを機に、歌謡曲も覚えようと頑張っている
など、聞いている方もほのぼのとした気持ちに浸れます。 そんな中、「最近、知り合いに電話しても、繋がらないことが多く寂しい」と話される方も。
心配ですよね。 でもこの場でそんな気持ちを出してもらえれば、少しは楽になりませんか。 見渡せば、貴方のお話を暖かく聞くお友達が一杯ですよ。
次なるプログラムは「ヨガ体操」、 まずはリーダーから、両足に加えて、1本の腕を使う「三点確保」の重要性を教わりました。
転倒での大怪我防止には、両手を塞がないことが基本です。
ということで、いつもの体操も、不安な場合は、腕で椅子などを掴みながら自分の状態に合わせて身体をほぐしました。
そして恒例の「ふれあい丘の街」の合唱です。 皆さん、マスク越しではありますが、いつもより声が大きく響きました。 元気なことはいいのですが、
いまだコロナ禍真っ只中です。今一度気持ちを引き締めましょう。
最後に、スタッフのお一人から、「港北ニュータウン緑道マップ」を何十年かぶりに発行しようと活動中である旨、紹介がありました。
どんなものが出来上がるか、楽しみです。
あっという間の1時間半余り、帰り際には、カフェ代表ご家族が折ってくださった折り紙を、手にしてお開きとなりました。
次回は8月3日の開催です。