『どんぐりカフェ』令和3年4月の実施報告
『認知症(予防)どんぐりカフェ』第42回
【日時】令和3年4月20日(第三火曜日)13時半~15時10分
【会場】荏田南三丁目自治会館
【出席】17名
【幹事】佐藤 寛(代表)
都筑区内で8番目に設置された区内最小の認知症(予防)カフェです。
参加人数を当初の半分の15名に絞って、窓・サーキュレーター・空気清浄機を全開にして開催しています。
アルコールによる手指消毒は開会時と閉会時の2回実施。お茶・菓子なし。
【今月のプログラム】
1)「食べて元気にフレイル予防」葛が谷地域ケアプラザの看護師・池田さん
2)「転倒&寝たきり防止、認知症予防の体操」荒堀ひろ子さん
3)情報交換
【今月の進行】
定刻開会。
●毎年12月に社協に講師をお願いして以来(内容:あんしんセンター)、1月からはコロナ感染急拡大のために休会となりました。今年初めての開催です。
今回は1月に予定していた池田看護師のお話です。
●荒堀さんの体操は、いつもの穏やかな関西弁交じりの口調で、約30分間、結構キビシイ運動をこなしました。
きついながらも、高齢の参加者もそれぞれ努力してくださいました。
●今月は区役所から保健師の神園さんが来てくださいました。住民の看護師坂本さんも出席。坂本さんは大学病院を経て高齢者施設に永年勤務していました。
●久しぶりで再会した参加者の、ほっとした笑顔が印象的でした。けっこう足が上がらなくなった方、MCIが進行気味の方、数ヵ月会わないだけでずいぶん変化が起きていました。この会が少しでも、認知症予防と快い生活に役立つことができれば主催者として幸いです。
患者本人と家族の参加は、今回はありませんでした。
〔講話抄録〕
フレイルとは、健康と要介護状態の中間のこと。要介護状態に到る前段階のことで、健康障害を招きやすいハイリスクな状態を意味します。
自分の健康状態を確認してみましょう。さまざまな角度からの15の質問に答えていただきました。
従来から「身体活動」と「社会参加」が重要とされていますが、今日は「栄養」の重要性に触れていきます。
フレイル予防のための食事については蛋白質について特に説明します。
蛋白質の摂取量が少なくなると筋肉量が減少し、加齢とともに筋蛋白の合成が遅くなるために、高齢者はいっそう蛋白質をとることが大切になります。
一つの食品だけでは採りきれないので、さまざまな食品を組み合わせることが必要。肉、魚、牛乳・乳製品、豆腐、ちくわ、卵、小麦製品・・・・
たくさん食べて、たくさん出掛けて、たくさん笑いましょう。お口の手入れも大切です。歯磨き、入れ歯の手入れ、舌のケア、うがい・・・
オーラルフレイルも大切です。嚥下力が低下すると、誤嚥性肺炎になりやすくなります。むせる、食べこぼす、食欲低下、軟食中心・・・口が乾く、自分の歯が少なくなる・・・なども要注意です。口の体操もしましょう。
急激な寒暖の変化に備えて、体調に気をつけましょう。
【次回予告】
◎5月18日(火)13時半~15時。荏田南三丁目自治会館。
参加費100円。
内容/新都市脳神経外科病院「もの忘れ外来」の紹介(依頼中)
◎6月15日(火)13時半~15時。荏田南三丁目自治会館。
参加費100円。
内容/都筑消防署川和消防出張所「高齢者と熱中症予防」
◎7月20日(火)2回上映。時刻未定。荏田南三丁目自治会館。
参加費 無料。
映画「ぼけますからよろしくお願いします」
◎8月は休会(猛暑休み)
・マスク、汗拭き、上履き靴、飲み物をご持参ください(湯茶は出しません)。従来あったトイレの手拭きも撤去してあります。
・来場時に体温測定と手指消毒を行います。
・窓を開けて換気を図ります。会場は寒い(暑い)ことがあります。
・1週間内に体調不良や発熱のあった方は来場しないでください。
・後方から記録写真の撮影を行います。写りたくない方はお申し出ください。
・使用する椅子は、使用の前後にアルコール拭きしています。
・参加人数を過去の約5割にするなどの定員制限を実施しています。