『どんぐりカフェ』令和6年8月の実施報告
当カフェは都筑区内で8番目に設置された区内最小の認知症(備え)カフェです。横浜市内で最も早く開設された『ほほえみ交流カフェ』のサテライトです。コロナ禍により、参加人数を絞って、通気換気を図りながら開催しています。アルコールによる手指消毒は開会時に実施。お茶・菓子なし。
すでに発症した患者さんとそのご家族のためのカフェではなく、発症前の方を対象とした予防/備えカフェとして運営しています。プログラム内容や運営が患者さんとそのご家族のご要望には添えないことがあります。
【件 名】 第107回(臨時会)
【日 時】 令和6年8月20日(火)13時~15時半(清掃終了16時)
【会 場】 荏田南三丁目自治会館
【指導者】 今回は、例月の講話&体操ではなく、お茶菓子を摘みながら自由に語り合う 設定です。指導・質問回答者は葛が谷地域ケアプラザの看護師 原さん。
【参加費】 無料
【出 席】 22名(うち女性18名)
【幹 事】 板橋哲夫、福井和子
現在、当連合自治会内の複数の老人クラブでは「喫茶」が流行っています。自由歓談がウケています。当カフェも前任と前々任の民生委員さんの発議で、例年休会する8月の第三火曜日を使って、何ということのないお茶飲み会を開催してみることにしました。
毎回のお勉強も体操もお休みです。実験、お試しの集いです。
お菓子は近所のスーパーの袋ものです。飲み物は冷たいお茶、熱いお茶、やや甘いコーヒーから選べます。女性運営委員が準備してくれました。
準備のうちから笑い声が弾けます。お菓子は差し入れもあって結構な量になりました。テレビは毎回のように年金支給日になると「(生活費が)足りない足りない」の合唱を放映しています。近隣高齢者も富裕な方と堅実な生活の方とに分かれています。以前も「ケーキなんて買ったことがない」と苺のケーキを大事に持ち帰られた方がいらっしゃいました。人の内証には立ち入りませんが、カフェでの飲食は参加に当たっての大事な誘因です。
今回も94歳で初参加のもと踊りの先生、93歳独居の男性、88歳のやはり初参加の男性がいらっしゃいました。みなさんお元気です。
看護師の原さんは、適宜、席を巡回しながら質問に答えてさまざまな指導をなさっています。「そうそう、貧乏ゆすりは今は健康揺すりって言うの」「ついでにパカパカ体操もしましょう」。実技付きで股関節の体操指導です。
そして、なんとなく講話です。「昔は親の介護は実に大変でした。私も体験しました。今はみなさん、さまざまな仕組みが出来ていますからこれを上手に利用しましょうね。無理する必要はありません。頼っていいのです」。
お世話係も腕の力が落ちてペットボトルの口がなかなか開けられません。「ほら、いつもの力を出して」と周りから檄が飛びます。
笑い声が絶えないなかで3時半となり「お開きにしましょう」の声がかかりました。
とにかく家を出て、どこかに出掛けるというのは大切なことだと再認識しました。
●今後の予定
【どんぐりカフェ】
9月17日(火) 「高齢者への災害時対応」地元連合自治会防災担当役員
10月15日(火) 「認知症の診察室から/3回目」認知症サポート医
11月19日(火) 「脳トレ/漢字クイズ、昭和クイズ、地域クイズ、慶弔クイズ」
12月17日(火) 「講談 12月といえば 赤穂義士討入り」講談師
【活き活き塾】毎月第一月曜日の午前です。10時半~12時。
認知症予防体操の会です。
8月は猛暑休み。9月2日、10月7日、11月4日、12月2日
・マスク、汗拭き、運動用タオル、上履き靴、飲み物をご持参ください。高齢者が集うため、屋内でのマスクは今後とも必須といたします。
・湯茶は出しません。
・参加費 カフェは100円。活き活き塾は200円。荏田南三丁目自治会館。
・コロナのため、従来あったトイレの手拭きも撤去してあります。
・来場時に手指消毒を行います。
・窓を開けて常時、換気を図ります。会場はやや暑い(寒い)と思ってください。
・新型コロナ&インフルエンザ対応のため1週間以内に体調不良や発熱のあった方は来場しないでください。
・記録写真(スナップ)の撮影を行います。写りたくない方はお申し出ください。写真の一部は都筑区社会福祉協議会のホームページにアップします。
・使用する椅子は、使用の前にアルコール拭きしています。
・過密にならないよう参加人数を制限しています。