『どんぐりカフェ』令和6年6月第2回の実施報告
当カフェは都筑区内で8番目に設置された区内最小の認知症(備え)カフェです。横浜市内で最も早く開設された『ほほえみ交流カフェ』のサテライトです。コロナ禍により、参加人数を絞って、通気換気を図りながら開催しています。アルコールによる手指消毒は開会時に実施。お茶・菓子なし。
すでに発症した患者さんとそのご家族のためのカフェではなく、発症前の方を対象とした予防/備えカフェとして運営しています。プログラム内容や運営が患者さんとそのご家族のご要望には添えないことがあります。
【件 名】 第104回
【日 時】 令和6年6月18日(火)13時半~15時(清掃終了15時半)
【会 場】 荏田南三丁目自治会館
【指導者】 (1)落語「片棒」
横浜出前落語会 湊家波馬(みなとやはーばー)師匠
(2)体操 山田 真由美さん
【参加費】 100円
【出 席】 21名(有料18名)
【幹 事】 佐藤 寛(代表)
人間の健康には「1日5回笑って、1日5回感動する」のが大切だとは、笑医学を提唱する女医・高柳和枝先生の説です。
高柳先生はもと小児外科医でしたが、壮年期は医療管理学に転じ、老境に入っては老人施設の所長を勤めていらっしゃいます。もう80歳代??
そこで今月の企画は久しぶりに笑おうと、落語会となりました。笑う門には福来る、認知症よ飛んで行け~~です。
本日の出演は横浜出前落語会から湊家波馬(みなとやはーばー)師匠です。
平成21年6月に会社を退職後、落語芸術協会で1年半修行し、現在の持ちネタは17席あまり。歌や囃子ものは大変巧みであり、素人離れしたたいへんな実力派です。報告者は横浜のプロアマ随一と思っています。
本日の出し物は古典物のなかから「片棒」です。質素倹約に倹約を重ねて成功した豪商が3人の息子のだれを後継者にしようか迷って自分の葬式を企画させます。最初の息子は豪華な葬式を演出すると言いだして不合格、二番目の息子は芸者衆を集めて宴会を企画して不合格、三番目の息子はとびきりケチな演出を提案します。棺桶は無駄だから台所の隅に転がっている漬物桶を担ぐと言いだし、片棒は自分が担ぐが相棒がいないと語り、それならおれが担ぐと親爺がいいだすのがオチ。倹約家ぶりが笑いを誘います。これを如何にオーバーに楽しく演じるかが噺家の力量の見せ場です。
落語は座布団1枚の上の演芸ですが、歌ったり踊ったり、単に座っているばかりではありません。踊りや歌や楽器の素養も必要なのです。体力勝負の世界です。この演出ぶりが噺家の腕の見せ所です。発声も間も、けして油断できない古典物なのです。
高座に上がってマクラを振りはじめたところから会場はゲラゲラ大笑いの連続。この日は大雨警報が連続している豪雨の日でしたが、参加者は平素と変わり有りませんでした。
終わって山田先生の体操です。事前にお願いした口腔・嚥下の改善から下肢に到るまで約40分間じっくりとほぐしと筋トレをしてくださいました。こんな豪雨の日にも遠方から来てくださるなんて、ありがたいことです。感謝感謝、です。
●今後の予定
【どんぐりカフェ】
7月16日(火) 「骨量測定会」葛が谷薬局の薬剤師さん
8月20日(火) 恒例の猛暑休みですが特別会として「おしゃべりしよう会」
9月17日(火) 「高齢者、認知症者の災害時対応」地元自治会役員(交渉中)
10月15日(火) 「認知症の診察室から/3回目」認知症サポート医
【活き活き塾】毎月第一月曜日の午前です。10時半~12時。
認知症予防体操の会です。
7月1日に開催。8月は猛暑休み。9月2日、10月7日、11月4日。
【地区社協のバスツアー】 7月3日。東京ドイツ村ほか。65歳以上。5千円。
地域住民の高齢の方々のご参加を推奨しています(100名で2台満席だそうです)。
・マスク、汗拭き、運動用タオル、上履き靴、飲み物をご持参ください。高齢者が集うため、屋内でのマスクは今後とも必須といたします。
・湯茶は出しません。
・参加費 カフェは100円。活き活き塾は200円。荏田南三丁目自治会館。
・コロナのため、従来あったトイレの手拭きも撤去してあります。
・来場時に手指消毒を行います。
・窓を開けて常時、換気を図ります。会場はやや暑い(寒い)と思ってください。
・新型コロナ&インフルエンザ対応のため1週間以内に体調不良や発熱のあった方は来場しないでください。
・記録写真(スナップ)の撮影を行います。写りたくない方はお申し出ください。写真の一部は都筑区社会福祉協議会のホームページにアップします。
・使用する椅子は、使用の前にアルコール拭きしています。
・過密にならないよう参加人数を制限しています。