『どんぐりカフェ』令和4年10月第3回の実施報告
『どんぐりカフェ』令和4年「10月第三回」の実施報告
当カフェは都筑区内で8番目に設置された区内最小の認知症(備え)カフェです。横浜市内で最も早く開設された『ほほえみ交流カフェ』のサテライトです。コロナ禍により、参加人数を絞って、通気換気を図りながら開催しています。検温&アルコールによる手指消毒は開会時に実施。お茶・菓子なし。
【件名】『認知症(備え)どんぐりカフェ』第64回(定例会)
【日時】令和4年10月18日(土)13時半~14時半
【会場】荏田南三丁目自治会館
【出席】21名(有料15名)
【幹事】佐藤 寛(代表)
今月は機会が重なって3回の開催となりました。来年からは月2回の開催にできないか検討を重ねています。当カフェは将来避けられないであろう認知症への備えを重視した区内最小のカフェですが、おかげさまで地域の一隅に貢献できていると自負しています。本当は広い会場さえあれば、都筑区全体に呼びかけたいくらいの毎回の企画内容であり、新しいスタイルでの高齢者への福祉支援であると考えています。
ご協力いただいている各機関・各先生方に、心からの感謝を申し上げます。
【今月の進行】
13時準備開始。13時半定刻開会。
今月は盛り沢山です。初めての3本立てとなりました。
1)『タウンニュースのできるまで』都筑区編集室編集長 伊藤 圭 さん
2)『3つの改善で未病改善』葛が谷薬局薬局長 佐伯 亜貴子さん
3)『認知症予防体操』荒堀 ひろ子さん
『タウンニュースのできるまで』都筑区編集室編集長 伊藤 圭 さん
毎週木曜日に新聞に挟まってくる『タウンニュース』はきめ細かく地域の情報が掲載されているが、どうやって作られているのだろうか、一度当事者の話を聞いてみたいというのが発端でした。
『タウンニュース社』は1980年設立。秦野市からスタートしました。現在は神奈川全域と東京多摩地域に、全43エリア193万部を配付している地域密着型の無料の“地域の新聞”です。上場企業。5つの特徴があるそうです。
1.ターゲットは地域。知りたい地域の情報が満載。150人の記者が張りついている。2.確実に届く新聞折り込み。タブロイドサイズで読みやすい。
3.地域密着記者が原稿作成。取材・撮影・原稿作成まで担当記者が担う。
4.スピーディ。最短3日で掲載可能。
5.掲載エリアの選択が自由自在。掲載内容もエリアに合わせて変更可能。
製作の流れは、
1.前週月曜日にミーティング
2.取材・広告営業など
3.原稿製作~入稿
4.制作部門ではデスクトップパブリッシングによりデザイン
5.校正作業
6.最終確認~校了。月曜日の夜に印刷手配して木曜日に折り込み配付
最近は新聞各紙の宅配落ち込みに伴い、WEBの活用に力を入れている由。また肖像権や著作権などの観点から写真の扱いに特に気を使っているそうです。
これからも地域密着の記事を掲載していくので、ご期待くださいとのことでした。
荏田南地区でも、連合自治会や地区社協の記事を年に何回か乗せていただいています。
『3つの改善で未病改善』葛が谷薬局薬局長 佐伯 亜貴子さん
葛が谷薬局は、いつも横浜市最初の認知症カフェである「ほほえみ交流カフェ」に薬剤師を派遣して、相談に乗ってくださっています。地域貢献大です。そのサテライトである当カフェにもコロナ以前にご出講いただいていて、今回が2回目となります。
豊富な枚数のスライドを作ってくださいました。
未病改善とは、神奈川県が後押ししている改善運動です。私たちの心身の状態は、日々健康と病気の間で変化しており、この変化の過程を「未病」と呼びます。
県は3つの取り組みで、より健康な状態に近づくよう改善を呼びかけています。
いずれも認知症に密接に関係しています。
1)食/栄養、オーラルフレイル
2)運動/身体活動、ロコモ、睡眠
3)社会参加/交流
1)食/栄養、オーラルフレイル
毎日の食生活を見直して、健康的な食生活に改善すること。オーラルフレイル対策も重要。特に高齢者は動物性タンパク質不足にならないよう注意すること。
・肉や魚を毎日2回以上食べる
・さきイカや沢庵のような固いものを食べること
・おしゃべりやカラオケを推奨する
・お口の体操をする
不足するときはスーパーでタンパク質10gを含んだゼリーやヨーグルトを売っているので活用することも考える。
替え歌でパタカララ・・・と歌いました(どんぐりコロコロ、夕焼けこやけ、桃太郎)
2)運動/身体活動、ロコモ、睡眠
ふだんから体を使うこと。膝あげ体操をする。これから荒堀さんの体操があります。
3)社会参加/交流
社会参加は健康のカギ。体の衰えの入り口は社会参加の低下。外出して人と関わることか大切。カフェや老人会への参加は大切。人と関わっていくことが日々の活力になる。
「未病センター」が県内60箇所以上設置されている。都筑区内にもある。無料または実費程度で各種測定やアドバイスを受けることができるそうです。
また、神奈川県では、懸念されている新型コロナ感染に伴う自宅療養に必要な咳止めや解熱剤等の市販薬、3日分の飲食料、一人2セット以上の抗原検査キットを家庭で常備することを推奨しています。「抗原検査キット」は葛が谷薬局にもおいてある。
『認知症予防体操』荒堀 ひろ子さん
タオルを使った体操を行いました。身体各部のストレッチに始まり、手や足を使ったコグニサイズ、最後は筋トレとしてスクワット、足あげをしました。約30分。
そして最後に、葛が谷薬局の佐伯さんが「お肌年齢測定器」をもってきて下さいましたので、交互にみんなで測定しました。「あ、私は10歳も若い」「残念、実年齢よりも3歳上だった」などと感想が飛び交いました。楽しい一時となりました。
盛り沢山の一日でした。
【今後の御案内】
コロナや天候の状況により変更や休会することがあります。
11月15日(火)13時半~。「骨密度測定会」区役所・葛が谷地域ケアプラザ/新しい先生の体操があります。
12月20日(火)13時半~。「都筑区社会福祉協議会のご案内」社会福祉協議会/新しい先生の体操があります。
1月17日(火)13時半~。「ケアマネと何をどう話せばいいのか」葛が谷CP/新しい先生の体操があります。
2月 企画中。
3月 定例会のほかに「公園音楽会」企画中。
・マスク、汗拭き、上履き靴、飲み物、体操用タオルをご持参ください。
・湯茶は出しません。
・参加費100円。
・従来あったトイレの手拭きも撤去してあります。
・来場時に体温測定と手指消毒を行います。
・窓を開けて常時、換気を図ります。会場は暑い(寒い)と思ってください。
・1週間以内に体調不良や発熱のあった方は来場しないでください。
・記録写真(スナップ)の撮影を行います。写りたくない方はお申し出ください。
・使用する椅子は、使用の前後にアルコール拭きしています。
・過密にならないよう参加人数を制限しています。